2018-10-29

岩手県大槌町、私ができる次の復興支援

 

震災から7年半が経過した。組合員として現地に数回、復興支援に行ってきた。

今までの支援は、仮設住宅に入居されている方々が、元気になっていただくための支援だった。しかし仮設住宅への入居者が減少し、新しい生活を始めた方々にどのような支援ができるか自問していた。

そんな時、旧知の組合員から相談が来た。彼は大槌町の出身だ。独身だと思っていたが、実は単身赴任だと知らされた。ご家族は30年以上大槌で暮らしている。自宅は被害を免れていたそうだ。彼は大槌で育ち、同級生、知人も居る。

そんな彼が、「同級生が被災し、来春区画整理が終わり、新しい住まいを造る手伝いをすることになった。平面計画を作るにあたり、敷地図が無い。どうしたらよいか?」と連絡してきた。

さっそく大槌町役場に連絡を入れ、敷地図を作成するための資料入手を問合せた。すると、「地権者が直接役場においでいただけば、座標点資料をお渡しできる。いつでも来て下さい。」と丁寧な対応だった。そのことを知人に話し、底地証明書が送られてきた。

彼は、「俺は大工なので、証明書の座標点から敷地図は起こせない、手伝って欲しい」と乞われた。その時、ふと思った。大槌に知人が居るなら、設計者・建築士も知っているはずだが・・・?聞いたところ、「知り合いの建築士は震災で流され亡くなった」と。亡くなられた建築士もきっと自分が暮らした町の復興には全力で応援したはずと思い、代わりに私が、設計者・建築士として、彼の役に立ち、大槌居住者へのお手伝いの一歩を始めようと思った。

座標点を入力し、敷地図を作成、縮尺を1/100で作り、印刷し、手渡した。

彼がどのような平面計画を作成し、知人の復興、生活再建に尽力するか、遠くから応援を続けよう。

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