2020-11-17
杉並支部 改正民法学習会の報告
2020年10月21日、東京土建杉並支部会館3階ホールにおいて、伊東・早稲本法律事務所、東京第二弁護士会所属の柴田亮子先生を講師にお招きし、この4月より施行された改正民法の学習会が、仕事技術対策部会・設計者の会の呼びかけで行われました。
当日は、密を避けるために定員を30名としての開催でしたが、参加者希望者が多く37名での開催となりました。
会場入場時には、体温測定、手指消毒、マスク着用、名簿記入そして換気のための窓開放を徹底したうえでの開催としました。
柴田先生は、理系の弁護士としていろいろなところでの講演、国交省関連のマニュアル作成等さらには消費者にとって身近な住まいるダイヤルにもお名前を連ねていらっしゃる先生です。
第一部は、民法改正と建築。
第二部は、コロナと建築。
の二部構成で、主に施工者に向けての講演で行われました。
先生のお人柄で、会場には笑みもこぼれるアットホームな中で、講演は続いていきます。
テキストは、先生自作のテキストと、国土交通省より発行されたテキストを使用しての講義です。
ホワイトボードに問題の箇所を書き込む柴田先生。
施工者が一番気になる瑕疵という言葉がなくなり、契約不適合という言葉が出てきたこと、無過失による減額請求が多用される危険性、また民間工事標準請負契約約款についても色々な事例を挙げての丁寧な説明がなされました。
質疑応答は多くの質問に、お答えいただきました。
講演時間を過ぎても、質問は続いていました。
今回の学習会は、非常にわかりやすかったと、多くの参加者からの声を聴くことができました。
また、今回参加できなかった組合員の為にも、今後もう一度の開催をとの声も上がっておりました。
東京土建杉並支部設計者の会 小堀 豊
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